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個別学習塾・元小学校教諭・発達障害教育・二児ママの記録帳 〜人生は楽しんだもん勝ちだ〜

LD(学習障害)の症状・困り感とは?勉強へのやる気がないのはこれが原因?

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LD(学習障害)児にとって、学校教育は勉強へのやる気を失わせる大きな原因の一つになっている可能性があると言われています。それは、従来行われているような、同じ漢字を何度も書かせて覚えさせたり、ひたすら計算問題を解かせたりする学校での勉強方法では、やってもやっても成果が出ないため、子どもはやる気を失ってしまうことがあります。このようなやる気が失われた状態を学習性無力感と言います。

学習性無力感とは、「どうせやってもできない」「自分には能力がないんだ」という考え方から、新しいことに対してうまく対処しようとしないことをいいます。学習性無力感になってしまうと、新しいことを学ぶ楽しさも感じられず、勉強自体が嫌いな子どもになってしまいます。

このような原因となってしまうLD(学習障害)とは一体何なのでしょうか?どんな症状があり、どんな困り感を感じているのでしょうか?

 

LD(学習障害)の症状・困り感とは?

学習障害とは、基本的には全般的な知的発達に遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算する、または推論する能力のうち、特定のものの習得と使用に著しい困難を示すさまざまな状態をさすものである。

このようにLD(学習障害)は、1999年に作成された文部省によって定義されていますが、実際はそれ以上に多岐にわたった症状が現れることも報告されています。

今まで「LD(学習障害)」の定義は知っているし理解もしていましたが、今回のタイプ分けやより詳しい症状や困り感を知ることで、なんとなく自分の中ですっきりした部分があるので、ここに記しておこうと思います。

 

LD(学習障害)のタイプ

LD(学習障害)といっても、様々なタイプがあります。これらのタイプは、実態に応じた効果的な手だてを考えるヒントになることがあります。

まずは、LD(学習障害)児にはどういったタイプがあり、どのような症状や困り感があるのかを見ていきましょう。どれか一つのタイプに当てはまるというわけではなく、いくつかのタイプの特徴が見られる子どももいます。

 

行動上の困難によるタイプ

  • 学習の困難(主症状)・・・読み、書き、算数にみられる特異な学習能力の困難
  • ことばの困難(主症状)・・・聞く、話すなどのコミュニケーション能力にみられる困難
  • 社会性の困難・・・ソーシャルスキル、社会的認知能力にみられる困難
  • 運動の困難・・・協応運動、運動企画能力にみられる運動面の困難
  • 注意集中・多動による困難・・・注意の集中、持続力の障害や多動などの行動上の問題

 

知覚・認知の特徴によるタイプ

  • 聴覚知覚の困難・・・がやがやした場面で話を聞いたり、たくさんの声の中から先生の話し声を聞き分ける力に弱さがみられる。短期記憶の弱さが加わることもある。
  • 視知覚の困難・・・目に入る多くの情報の中から、今一番必要なものに注目する力の弱さや、空間(ものの位置関係)の認知がうまくいかない。
  • 社会的知覚の困難・・・社会の中に置ける自分と周囲の人や状況などの関係を捉えるのが苦手。対人関係に影響するため、友だちとのトラブルが多くなることがある。ソーシャルスキルがなかなか身に付きにくい。
  • 身体知覚の困難・・・体全体を使う動きをするとき、どのように体を動かせば良いのか分からない。姿勢のコントロールバランスを取ることが苦手である。指を使う細かい動きが苦手である。

 

情報処理特性によるタイプ

  • 言語性・・・音や言葉の聞き分けと理解、言語表現などの聴覚的な言語面でも問題を持つ。学習面では、文章の読解や作文に困難を示すことが多い。言語性IQが動作性IQに比べて著しく低い。
  • 非言語性・・・形や位置関係、状況など視覚的に理解することが苦手で、それに伴った運動や行動面も問題も大きい。学習面では算数の両羽あ図形の概念の習得などが難しいことが多い。動作性IQが言語性IQに比べて著しく低い。
  • 注意・記憶性・・・注意集中力や短期記憶能力に問題を持つ。言語性学習障害や、非言語性学習障害と重複することもある。学力の習得が記憶に頼る部分も大きいため、学力全般にわたって遅れやすい。
  • 包括性・・・特定の能力に一貫した落ち込みがあるのではなく、いくつかの部分的な欠陥が重複して現れる。特徴を理解しにくく、適切な対応が得られにくい。学力面・行動面ともに深刻な問題をもつケースが多い。

 

学習障害の主症状は学力と言葉ですが、重複症状として社会性の困難、運動の困難、注意集中・多動による困難があげられ、これらの困難克服の支援も大切な視点です。

LD(学習障害)児は「勉強へのやる気がない」「怠けものだ」「サボっているだけ」などと捉えられがちでです。ですが、このようなLD(学習障害)の症状や困り感によって勉強へのやる気がなくなっている状態なのかもしれません。勉強へのやる気がないことを叱るよりも、どのようにサポートをすればこの困り感を解消できるのか、勉強の楽しさを伝えることができるのかを一緒に考えることの方が大切なのではないでしょうか?

 

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WISC知能検査とは?発達が気になるときの心理検査

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現在、各地の医療機関や教育機関で使われている

「ウェクスラー式知能検査」

学童期の子どもがいる場合は、

WISC知能検査」「WISC-Ⅳ(ウィスク4版)」

という呼び方の方が聞き覚えがあるかもしれません。この心理検査は、年齢によって3つの検査で構成されています。一体どのような検査なのでしょうか。

 

ウェクスラー式知能検査とは?

ウェクスラー式知能検査は、年齢によって3つの検査で構成されています。

①幼児版(対象年齢3歳10ヶ月〜7歳1ヶ月)のWPPSI  <ウィプシ>

②学童版(対象年齢5歳0ヶ月〜16歳11ヶ月)のWISC  <ウィスク>

③成人版(対象年齢16歳0ヶ月〜89歳11ヶ月)のWAIS  <ウェイス>

 

1939年、アメリカの心理学者デービット・ウェクスラーが、知能を「個人を取り巻く外界を理解し、処理する能力の総体」と捉え、成人知能検査(ウェクスラー・ベルビュー知能検査)を発表しました。

それ以来、幼児向け、児童向けなどの検査が作成され、時代に合わせて改訂され、広く世界に広がっています。現在では、「WISC-Ⅳ(ウィスク4版)」が主流となって使われています。

 

WISC-Ⅳとは?

幼児期から学童期対象のWISC-Ⅳに関して詳しくみていきましょう。

WISC-Ⅳは、10種類の基本下位検査(必ず行う検査)と、5つの補助下位検査(状況に応じて行う検査)で構成されています。

質問に対して、言葉で答えたり、指差しをして回答したり、実際に記号を書いたりします。

 

検査時間

検査時間は子どもの年齢や、考えてから答えるまでの時間によって多少の差はありますが、おおよそ1時間から1時間半ほ程度かかります。

 

WISC-Ⅳでわかる4つの能力

WISC-Ⅳの検査では、10の下位検査の合計の結果から、子どもが同年齢の子どもの中でどの知的発達水準にあるかがFSIQ(Full Scale Intelligence Quotient)という数値で知ることができます。

また、WISC-Ⅳ検査では、4つのグループの能力をそれぞれはかり、その得点間のばらつきによって能力特性を把握することができ、本人の中での得意・不得意の傾向を知ることができるようになっています。以下が4つの能力の詳しい説明です。

 

①言語理解

ことばをまとめて考える力、ことばによる推理力や思考力、ことばによる知識の習得能力

②知覚推理

ことばによらない(視覚情報に対しての)推理力や思考力空間を把握する力、目で見ててで表現する力

③ワーキングメモリ

聴覚的なワーキングメモリ、注意や集中する力

④処理速度

視覚情報を速く、性格に処理する力、注意視覚的な短い記憶能力、目で見て書く能力

 

検査の結果から

全体の水準が低かったり、偏りが大きい結果が出たとき、保護者は落胆するかもしれません。しかし、検査の意義は、検査結果を踏まえてこれからどのようにサポートすればよいかのヒントを得られるということです。

子どもに何を、どの程度、どのような方法で身につけさせればいいのかを知り、生活や学習に検査結果を活かしていくことが大切です。

偏りが大きい場合は、得意な力を利用して苦手なことを身につけることが基本となります。例えば、「言語理解」の得点が低く、「知覚推理」の得点が高い場合は、多くの言葉で説明するのではなく、端的で具体的な言葉がけとともにやってみせる、そのものを見せるなど、視覚的な情報を与えてあげることで、理解しやすくなります。

このように、

発達検査は今現在の子どもの発達状況を知り、未来に活かしていくための検査です。

検査結果が大事なのではなく、その後の対応が大切になってくるのです。

 

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発達障害児「体育や運動が苦手」な子どもにおすすめ!楽しんでできる運動ゲーム

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今回は前回に引き続き、「体育や運動が苦手な発達障害児に対する支援方法についてです。

発達障害がある子どもは、運動がとても苦手な子どもがいます。体の使い方が明らかにぎこちなかったり、手足の協調がとれていなかったりするため、運動に苦手意識を持ちがちで、徐々に運動するのを嫌がるようになり体育も見学したいと訴え始めます。ひどい場合は、外に出るのも嫌、体操服にな着替えるのも嫌という状態になることもあります。

このような発達障害児の体育や運動問題の対処法として、楽しんで体を動かせる運動ゲームをいくつか紹介していきます。

楽しくできる運動トレーニング

1.障害物をすり抜けようゲーム

机の下をくぐったり、ジャングルジムの中などを通り抜けるゲームです。このゲームでは、体の部分がぶつかったり触れたりすることが多くあるため、ボディイメージのトレーニングになります。

少しずつでもいいので毎日行うと、よりいっそう効果的です。

 

2.旗あげゲーム

左右に赤と白の旗を持ち、「右挙げて」「左挙げて」の言葉の指示に従って、間違えずに旗を挙げるゲームです。このゲームでは、体の左右を意識するボディイメージのトレーニングになります。

 

3.だるまさんがころんだゲーム

「だるまさんがころんだ」といっている間は動き、言い終わると同時に体の動きを止めるゲームです。指示にあわせて体を動かしたり止めたりするトレーニングになります。

筋肉の緊張や弛緩のコントロールが苦手な子どもは、急にぴたっと動きを止めることができません。自分の体の動きをコントロールする練習になります。

 

4.ストレッチ

姿勢や動きがぎこちない子どもには、関節を伸ばすトレーニングが有効です。腕や足のストレッチに取り組んでみましょう。

また、ストレッチを行う際に、今ここを伸ばしているんだよと伝えることで、ボディイメージを作るトレーニングにもなります。分かりにくそうな場合は、伸びている箇所に触れてあげるといいでしょう。ゆっくりリラックスした状態で、落ち着いて行うことが重要です。簡単なヨガなども効果的です。親子ヨガなども楽しいですね。

 

このように、体を動かし方を学べるトレーニングは無数にあります。

おにごっこやアスレチック、キャッチボール、バドミントンなども楽しく体を動かせるゲームになります。子どもが楽しんで取り組める運動を見付け、「できた!」という達成感を感じさせる機会をたくさん作ってあげましょう。

子どもは楽しく体を動かしながら、少しずつ自分の体のことを理解していきます。

運動が苦手だから外で遊びたくない・・・体育の授業を休みたい・・・となる前に、運動って楽しいんだよということを教えてあげましょう。大人も子どもと一緒になって楽しんで遊ぶことも大きなポイントです。

 

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発達障害児のこんなときどうする!?「体育や運動が苦手」①

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発達障害児の、こんなときどうする?コーナーです。このコーナーでは、具体的なお悩みを元に、発達障害児の理解の仕方や、支援方法などをまとめていきます。

今回は、「体育や運動が苦手な発達障害児に対する支援方法についてです。

発達障害がある子どもは、運動がとても苦手な子どもがいます。体の使い方が明らかにぎこちなかったり、手足の協調がとれていなかったりするため、運動に苦手意識を持ちがちで、徐々に運動するのを嫌がるようになり体育も見学したいと訴え始めます。

このような発達障害児の体育や運動問題には、どのように対処していったらいいのでしょうか。

 

体育や運動が苦手な原因

発達障害児の中には、明らかに周りの友だちと同じような動きができず、運動や体育に苦手意識を持っている子どもがいます。特に、縄跳びや、ボール運動が苦手だったり、音楽やリズムに合わせて体を動かすことが苦手だったり、動き方もぎこちないことが多いです。この原因はいくつかあります。

 

①ボディイメージが弱い

発達障害の特徴としてあげられる、感覚の鈍さが原因で、ボディイメージが弱く、思ったように体を動かすことができないことが原因となっているケースです。

「ボディイメージ」とは自分の体や部位や動きを意識する力のことです。このボディイメージが弱いと、体のどこを今動かしているかといったことや、体のどこを今触られているかということがすぐに分からないことがあります。

このようなボディイメージの弱さから、「こう体を動かしたい」と子どもが思っていても、上手に体を動かすことができないため、運動の苦手感につながります。

 

②筋肉の緊張・弛緩のコントロールができない

指先や腕、足などに力を入れたり、逆に力を抜いたりというコントロールがうまくできず、姿勢がすぐに崩れてしまったり、スムーズな動きができなかったりします。また、いつも筋肉が緊張状態にある子どもは、力を抜くことができず、すぐに疲れてしまうことがあります。

これは、筋力が弱かったり、緊張と弛緩のコントロールが苦手なことが原因で、動きがぎくしゃくしたり、疲れやすくなる原因です。

 

③人の動きを見てまねるのが苦手

先生や友だちの動作を見て、それを自分でまねることがが苦手な子どももいます。視覚で捉えた情報を自分の体に置き換えて再現することが難しく、「このポーズしてみて」と言われても、できないことがあります。

 

「体育や運動が苦手な発達障害児」に対する支援方法

①できないことを責めない

自分ができないことや、他の子どもと違うことは、自分が一番よく分かっています。一生懸命頑張っているのに、「どうしてできないんだ」「やる気がないんだろう」と責められると、子どもはますます劣等感を感じ、「どうせ自分はできない」と練習の意欲もなくなっていきます。

頑張っている事実を認め、励ましてあげることが必要です。

 

②一人で練習させるよりも指導が必要

むやみに練習時間を確保するだけでは、できるようになりません。特に発達障害をもっている子どもは、自分で自分の体を思い通りに動かすことが苦手なので、どこをどう直せばできるようになるかも分かっていないケースが多いです。苦手な部分をカバーするような練習が必要となるため、大人と一緒に考えながら練習する必要があります。

 

③できそうなことからスモールステップで

到達目標を下げることで、「できた!」という体験を多く経験させてあげるようにします。縄跳びの跳ぶ回数を減らしたり、ボールが投げられない場合は、ボールを転がすというところからスタートしたり、簡単な課題から徐々にスモールステップを踏めるように段階を設定してあげると、意欲を持ち続けることができるでしょう。

 

④楽しく運動ができる機会を増やそう

できないことを克服するための「特訓」や「トレーニング」ではなく、楽しんで体を動かせる機会をおおく作ってあげましょう。そうすることで、発達障害があっても子どもは徐々に体の使い方を学んでいきます。

家族でアスレチックに遊びにいったり、公園で追いかけっこをするだけでもかまいません。子どもが笑顔で「運動って楽しいんだ」「体を動かすことは楽しいことだ」と感じられることが一番です。

 

上手か下手かに関係なく、体を動かすことは楽しいし、もやもやした気分も発散されるという感覚を味あわせてあげることが、将来のためにも大切です。

 

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発達障害児のパニックにならないためのトレーニング方法

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発達障害のある子どもは、急に取り乱して泣いたり、ものを投げつけたり、自分を傷つけたりしてパニックを起こす場合があります。

本人にしか分からないようなことが原因でパニックが起こっていることも多く、困惑してしまうこともあるでしょう。

今回はそんな発達障害児パニックの原因や対処法についてまとめていきます。

発達障害児のパニック

パニックとは?

発達障害児が陥る「パニック」には、決まったパターンはありませんが、主に不適応の状態(子どもによって違うが、大きな音や、ものの配置、思い通りにならないことなど)により、本人の不安が高まったときに起こることが多いと言われています。

床に寝転がって暴れたり、ものを投げつけたり、自分自身を傷つけたり、場合によっては、友だちに危害を加えるなど周りの人を巻き込んでしまうケースもあります。

 

パニックの原因

パニックの原因は、「不適応状態」という、なんらかの理由があります。ただし、その不適応状態の原因は、周囲の人に分かりにくい場合も少なくありません。

よく見られるケースとしては、大きな音や特定の音に対してパニックになることがあります。これは、発達障害児の特徴でもある感覚過敏によるものです。私たちが聞いても何とも思わないような音に不快感を感じたり、強い恐怖や不安をかきたてられることがあるようです。

また、音への反応だけではなく、急な予定変更や、変化が起こることや、自分の思い通りにならなかったこと、ものの配置や掲示板が変わったこと、こだわりがあることに口や手を出されたことなどが原因でパニックになるケースもあります。これも、発達障害児の特徴の一つであるこだわりの強さが原因とされています。

パニックが起きたときの対処法はこちらの記事にまとめています。参考にしてください。

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パニックにならないためのトレーニング

感情コントロールの練習

興奮したときに自分で落ち着かせることができるように、感情コントロールのトレーニングをすることで、パニックをおさえることができるようになってきます。

感情コントロール

感情の高ぶりを表すグラフを用いて、「今の気持ちはどこ?」と尋ね、自分の感情がどれくらい興奮しているかを自覚させます。爆発しそうになる手前で我慢している様子がみられたらすかさず「がまんできているね。えらいね。」と我慢していることを褒め、感情のコントロールができるように導いていきます。また、クールダウンができたときも褒めます。

 

不快感を感じたときの対応練習

パニックの原因が、不快な音や急な予定変更の場合、そういった不快感を感じたときにどのように対応すれば良いかの練習を行うことも効果的なトレーニングです。

不快な音がする場合、自分で判断して耳栓をつけたり、「この音は苦手なので他の部屋に行ってもいいですか?」などと尋ねると不快感を払拭することができることを教え、実際にロールプレイをしてみましょう。

自分で不快感を回避できるようになることは、将来のことを考えても必要なスキルです。子どもが小さいうちは周囲の大人がパニックを起こさないような環境を作ることがパニックの予防になりますが、不快感を感じたときの回避方法のトレーニングも少しずつ行うようにしましょう。

 

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発達障害のこんなときどうする?「一方的に話し続ける」

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発達障害がある子どもの中には、授業中当てられてもいないのに勝手に発言してしまったり、友だちと一緒にいる場面で、自分だけ一方的に話し続けてしまったりすることがあります。

人の話を聞かなかったり、別の人が話している途中なのに割り込んで自分の話をしてしまうこともあるため、「自分勝手な子」と思われ、友だちとの人間関係にも影響が及びます。

こういった一方的に話し続けてしまう子どもには、どんな対応策があるでしょうか。また、どうして一方的に話し続けてしまうのでしょうか。

「一方的に話し続けてしまう子ども」の原因と対策についてまとめていきます。

 

「一方的に話し続けてしまう子」の原因は?

一方的に話し続けてしまう原因として、2つのことが考えられます。

1.状況を判断する能力が低い

周りの状況を判断する能力が低いため、一方的に話し続けてしまうパターンです。それによって友だちが不快な思いをしていることにも自分では気付きにくく、コミュニケーション上の問題にもなります。人と円滑に接する為に必要なソーシャルスキルを身につける必要があります。

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2.衝動性がある

「授業中は勝手に話してはいけない」というルールは理解できているのですが、実際に話したくなったときには、話してしまっているパターンです。衝動性があり、ルールを守ることが難しいといった特徴を持っています。友だちが話しているときにも、気付いたら友だちの話を遮って自分の話したいことを話してしまう場合もあります。

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「一方的に話し続けてしまう子」への対策は?

1.「会話のルール」を教える

自分のことだけを一方的に話していたり、相手の話をきちんと聞いていない様子に気付いたら、「○○ちゃんも聞いてほしいことがあるみたいだよ」と教えるようにします。家族内の会話でも、「話を聞くときは相手の目を見る」や、「会話に入りたいときは一言断ってから話す」などの「会話のルール」を教え、家族みんなで守り合うと良いトレーニングになります。

2.ロールプレイで「聞き役」の練習を

自分の話ばかりをしてしまう子どもには、会話のロールプレイを行い、相手の話を聞くときは黙って聞くことの練習をしましょう。「話し手」と「聞き手」を決め、話し手だけが話していいルールにします。質問や話したいことができたときは、ぐっと我慢をして、自分が話し手になってから話せるようになるといいですね。

間違った対策とは?

間違った対応

1.説明しても変わらないからスルーする

「会話のルール」を説明しても、すぐに同じことをするし、説明するだけ無駄だとその行為をスルーしていると、子どもの学びはなくなってしまいます。

発達障害児はワーキングメモリの問題もあると短期記憶が弱く、すぐに忘れてしまいますが、同じことを繰り返すことによって確実に学習していきます。スルーしてしまうと子どもは自分の行動を振り返ることもしません。大人が諦めずに指導を重ねましょう。

2.厳しく叱る

その都度指導は必要ですが、あまり厳しく叱る必要はありません。叱られ続けると、「自分はダメな人間なんだ」「頑張ってもできるようにならないんだ」と思い込むようになってしまい、自己肯定感も低くなってしまいます。

困った子は困っている子。ka7a-mamaの夢

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今までたくさんの子どもたちと関わっている中で感じたこと・・・

それは、子どもたちは誰もが、「出来るようになりたい!」「知りたい!」「認められたい!」と強く思っているということです。

しかし、出来ないことを見つけては、

「なぜ言うことが聞けないの?」「どうして分からないの?」といった

『困った子』として接してしまっていませんか?

 

確かに、大人は正しいことを言っているかもしれません。

しかし、それはその子どもが分かる伝え方をしているでしょうか?

なぜ子どもが出来ないのかを考えているでしょうか?

出来るようになるために、何か工夫はしているでしょうか?

子どもも困っていることに気づいていますか?

 

 

子ども・保護者の困り感

1、学習面の課題

「読み」「書き」「計算」などの基礎学力の不足・学習意欲の低下・授業についていけていない・ノートがうまくとれない・文字のバランスが悪い等

2、情緒面の課題

怒る・すねる・泣く・固まる・極端なこだわり等

3、コミュニケーションの課題

一方的に話し続ける・話せない・話の理解が難しい等

4、行動面の課題

ルールを守らない・集中困難・後先考えない衝動的な行動等

5、運動面の課題

はさみやのりなどが上手に使えない・不器用・体育が苦手・座っていられない等

 

困り感を取り除く方法を考えよう

このように、様々な困り感がありますが、その子どもに合った解決方法を考え有効な手だてを実践していくことで、子どもたちは少しずつ成長していきます。

また、苦手なところがあるということは、必ず得意なところも持っています。

有名な話ですが、多くの著名人も苦手な分野や発達障害を持っていたとされています。

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「いいところを活かす」「得意分野を磨く」「好きなことを伸ばす」

子どもを見るとき、大人は「できないこと」に眼を向けがちです。

しかし、本人も気づかない能力にも目を向け、そこを認め伸ばしてあげることによって、子どもの自己肯定感が高まります。

自己肯定感の高まりによって、苦手なことにも挑戦しようとする意欲が湧いてきます。

将来への希望も芽生えます。

 

このように一人ひとりの得意・不得意分野にしっかりと向き合い、個別に学習を進めることで、子どもたちの「できた!」「分かった!」の笑顔の花をたくさん咲かせられる人になりたいです。

 

毎日自分の成長を楽しみながら笑顔で勉強する子どもが一人でも増えますように。

 

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「脳の個性」の活かし方 〜発達障害脳を上手く活かそう〜

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前回は、「脳の個性」「脳の多様性」という考え方について書きました。

様々な脳があるからこそ、豊かな社会が作られる。

とは言え、極端な楽観主義におちいって、脳から生じるものはどんなものでも全て素晴らしい!ということでもありません。

様々な脳の個性が、本人にも、その家族にも、友人にも、言葉にできない苦しみをもたらすことも、現実としてあります。

 

「脳の個性」の活かし方

発達障害のネガティブな面ばかりを見て(特に集団で行う日本の学校教育の中では、ネガティブな面が目立つ活動が多くなる)日常生活を送っていると、不均衡が生じます。「脳の個性」を認めず、「こうあるべきだ」という考え方や教育法だとネガティブな面が強調され、やがて二次障害へと繋がっていきます。

「がんばってもできない」「どうせ僕(私)なんて・・・」「やっても無駄」

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「脳の個性」が全く活かされていない状態です。あまりに勿体無い状況だと思います。ネガティブな面があるということは、必ずポジティブな面もあるはずなのです。もっと時間をかけてポジティブな面を掘り下げる必要があるのではないでしょうか。ネガティブな面に焦点を当て続けていると、ポジティブな面が埋もれてしまいます。

 

ポジティブな面を認めた上で、苦手な部分もその子どものやり方・考え方に合わせて指導し、克服していく。そうすることで、その子どもは自信を持って自分の長所短所と向き合えるようになっていくのです。

ポジティブな面、ネガティブな面の両側から子どもを育て、サポートしていくことで、将来につながる「脳の個性」が育ち、活かされていくのではないでしょうか。

 

成長することが大好きな子どもたち

今まで多くの子どもたちとかかわり合う中でka7a-mamaが感じたこと・・・

それは、どんな子どもでも

「できるようになりたい」「認められたい」「ほめられたい」

と思っているということです。

 

その子どもの気持ちを大切に、一人ひとりの得意・不得意分野にしっかりと向き合い、個別に学習を進めることで、子どもたちの「できた!」「分かった!」の笑顔の花をたくさん咲かせられると信じています。

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私の好きな絵本に「クレヨンのくろくん」という絵本があります。

くろくんに素敵なアドバイスをくれた、シャープペンのお兄さんのような人になりたいなぁと思うのです。

くれよんのくろくん (絵本・こどものひろば)

くれよんのくろくん (絵本・こどものひろば)

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【結婚とは何だ?】先人たちに聞いてみよう!結婚に関する名言集

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松井一代さんと船越英一郎さんの連日報道されている事件で、結婚について考えさせられる人は多いのではないでしょうか?

 

もともと結婚について最近考えることが多かったka7a-mamaですが、この二人のニュースを見るたび、「結婚って一体何?」「愛って何?」なんて考えてしまいます。

 

人生において結婚する、しないは重要な選択です。

 

20代前半の頃は、「結婚=幸せ」だと信じて疑わなかったけど、本当にそうなのかあ?少なくとも、松居一代さんと船越英一郎さんの関係を見て「幸せそうだ」なんて感じる人はいないはず笑

 

そんな時は、今までの先輩方である先人たちに聞いてみよう!ということで、結婚に関する名言を調べてみることにしました!

 

結婚に関する名言集

幸せ編

人類は太古の昔から、帰りが遅いと心配してくれる人を必要としている。

マーガレット・ミード(アメリカ)

太古の昔から、人間というのは配偶者、パートナーを求めてるらしい。とすると、やっぱり人生には、配偶者やパートナーがいること=結婚=幸せってことになるのでしょうか。

 

結婚をしないで、なんて私は馬鹿だったんでしょう。

これまで見たものの中で最も美しかったものは、

腕を組んで歩く老夫婦の姿でした。

グレタ・ガルボスウェーデン

これは素敵ですよね。老夫婦が仲睦まじくしている姿を見ると、本当に素敵だなあ〜と思わされます。結婚生活、一筋縄ではいかないかもしれないけど、最後にお互い「この人と一緒にいてよかった」って思えたら、幸せですよね♡

 

とにもかくにも結婚せよ。

もし君が良い妻を得るならば、君は非常に幸福になるだろう。

もし君が悪い妻を持つならば、哲学者となるだろう。

そしてそれは誰にとっても良いことなのだ。

ソクラテス古代ギリシア

悪妻を持っても哲学者になることができるから「結婚=いいことだ」ってことですかね?でも、哲学者になれるくらいってことは、深く深く悩む時期があるということですよね(^^;) 

 

結婚して、女らしい気持ちになって、自分に誇りを持ったわ。

だから荒んだ気持ちにならないの。

初めて自分が保護されているという感じがするわ。

マリリン・モンローマリリン・モンロー(アメリカ)

 結婚をして、自分を大切にしてくれる存在があるというのは、とても幸せなことですよね。その幸福な結婚生活さえ続けば「結婚=幸せ」に繋がるんだろうなあ〜。

 

不幸編

人生最良の時は結婚式の日だった。最悪の時は?・・・それ以降の毎日である。

シティ・スリッカーズ(アメリカ)

 毎日最悪って・・・どんな結婚生活を送ってるのか心配になりますね(;_;)

 

結婚・・・いかなる羅針盤も、かつて航路も発見したことがない荒海。

ハイネ(ドイツ)

有名な名言ですね。確かに、結婚生活は十人十色。それぞれの形があるので、絶対的な攻略法はないのでしょうね。でも荒波かぁ〜(;_;)

 

 結婚生活で一番大切なことは忍耐である。

チェーホフ(ロシア)

これも有名な名言ですよね。結婚生活を続けるために必要なことは、忍耐とか我慢とか。本当に結婚したら忍耐の連続であるなら、結婚生活は幸せとは程遠い感じですね(;_;) 

 

男は結婚する時、女が変わらないことを望む。

女は結婚する時、男が変わることを望む。

お互いに失望することは不可避だ。

アインシュタイン

 確かにこの男女の感覚の違いは分かる気がします。でも、子育てが始まると、女は変わらなきゃいけない部分が多く出てきちゃう気がします(;_;)結婚生活を続けていって、お互い失望して・・・最後は諦めの境地に!?笑

 

三週間互いに研究しあい、

三ヶ月間愛し合い、

三年間喧嘩をし、

三十年間我慢し合う。

そして子供達が同じことをまた始める。

イボリット・テーヌ(フランス)

 喧嘩と我慢で33年って、不幸部分が長い!!!そして愛し合う期間みじかっ!!笑

 

なるほど編

愛する人と一緒に暮らすには一つの秘訣がある。

すなわち、相手を変えようとしないことだ。

シャルドンヌ(フランス)

 人間関係の本質かも?過去と他人を変えることはできないですよね。結婚生活は、お互いを個人として、敬い認め合い許しあうことが大切なのかもしれません。

 

世間的に申し分のない夫や妻であっても、

相手が欲してなければ、それは悪夫、悪妻です。

そんな時はさっさと別れて、

自分の良さを認めてくれる相手を探すことです。

瀬戸内寂聴(日本)

 これも、なるほどです!完璧な妻を求める人もいれば、完璧な妻だと息が詰まるって人もいますもんね。最終的にはお互いの相性がどうかってことなのかも?

 

ときどき嫉妬をしない結婚生活なんてひどく味気ないわ。

でも、嫉妬はステーキにかける塩のようなもの。

ほんのちょっと必要なだけ。

マリリン・モンロー(アメリカ)

 嫉妬をするということは、相手を愛しているが故の独り占めしたいという欲求ですもんね。嫉妬が0っていうのは確かに悲しいし味気ない。でも重要なのは、ほんのちょっとだけ!このさじ加減が大切なのではないでしょうか。

 

夫婦の仲はあまりつづけて一緒にいると冷めやすいし、

くっついてばかりいると、損なわれやすい。

知らない女性はどれも愛想がよく見える。

モンテーニュ(フランス)

夫婦関係の微妙な距離感の大切さが感じられます。夫婦だからこそ一人の時間も大切ですよね。

 

しっかりと根をおろしている二本の木は、ある程度離れていて、

なおかつその枝が近くにあったらよい。

一緒になった葉を通るそよ風が爽やかな音楽を奏でる。

ハビエル・ガラルダ(スペイン)

 この名言、素敵じゃないですか?色々結婚に関する名言を調べた中で、一番しっくりきた言葉です。こんな結婚生活、夫婦関係にka7a-mamaは魅力を感じます。

 

最後に

結婚するのも幸せだし、しないものも幸せだ。

どっちにも人間としての喜びがある。

武者小路実篤(日本)

結局、 結婚しても、結婚しなくても、幸せになる方法はあるということですよね。

 

結婚したから幸せになる場合もあるし、結婚したから不幸になる場合もあるし、結婚しなかったけど幸せな人もいるし、結婚できなくて不幸せだと感じている人もいる。

 

だから、昔私が考えていた「結婚=幸せ」だと決めつけるのはやっぱり少し未熟な考え方だったのかなと思いました。結婚生活を幸せにするためには、相性の部分が大きいのではないでしょうか。そして、自分が幸せになるには、やっぱり自分次第。

 

いかがでしたか?あなたにとってしっくりくる名言はありましたか? 

 

 

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「脳の個性」という考え方〜苦手分野の克服方法〜

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『みんなちがってみんないい』

かの有名なかねこみすずさんの詩の1フレーズです。

私たち大人も、一人ひとり違いますよね。

楽観的な人、悲観的な人、計算が得意な人、計算が苦手な人、地図が読める人、

地図が読めない人、視力が良い人、視力が悪い人、歴史が好きな人、歴史が嫌いな人etc…

 

だれだって苦手なことはある

ka7a-mamaにも得意なこと、苦手なこと、いろいろとあります。

人間なんだから得意なことや苦手なことがあるなんて、当たり前ですよね。

私の場合、計算は得意だったけれど、地図を眺めても方向が分からず、地図をくるくる回しながら進むのに迷う・・・ということが多々あったわけです。

今はスマホの地図アプリという便利なものがあるので、現在地と方向を確認し、それを見ながら目的地までどうにかたどり着くことができるようになりました。

しかし、それを知人に話すと「地図見たら書いてるじゃん!なんで分からないの?」と言われてしまう。

知人からしたら、地図を見て、その地図通りに進めば目的地に簡単にたどり着く。というのです。

それを聞いた私も、同じように試すのですが、どうしても地図が思い描けないのです。

また、頑張って現在地と方向を理解できたとしても、一つ曲がり道を曲がってしまうと途端に分からなくなってしまいます。

視力も悪いため、眼鏡やコンタクトレンズを付けないと日常生活を送ることが困難です。

しかし、それも視力が良い人からすれば「なんで見えないの?」です。

その人にとって見えることが当たり前だから・・・

 

苦手分野の克服方法

上に挙げた例は、とても極端な例です。

しかし、もちろん、大人だけではなく、子どもたちも一人ひとり違います。

何度練習しても、何度注意しても、計算が苦手、漢字が書けない、友だちをたたいてしまう、約束が守れない・・・

 

そんなとき、「なんでできないの!?」「なんで分からないの!?」と怒ってしまっていませんか?

「この子にはどうせできないんだ」「何回言っても無駄やな」と諦めてしまっていませんか?

・・・できることが当たり前な人からすれば、そう言いたくなるのは分かります。

しかし、できて当たり前ではないのです。

その子どもなりの考え方があり、見方があります。

上に挙げた例で言えば、地図を見ても、分からないものは分からない!裸眼で見ても見えないものは見えない!のです。

では、どうすればいいか。

 

簡単です。

その子に合わせた、その子にできるやり方を探していけばいいのです。

地図アプリや眼鏡やコンタクトレンズを一緒に探してあげればいいのです。

少しやり方・考え方を変えてみれば、できなかったことができるようになるかもしれません。

 

「脳の個性」とは?

このように、地図が簡単に読める脳と読めない脳、計算が得意な脳と苦手な脳、何かトラブルがあったときに怒りとして処理する脳と悲しみとして処理する脳。

様々な脳があり、それを『脳の個性』『脳の多様性』と呼ぶ考え方があります。

発達障害というのも、言うなれば一つの脳の個性・脳の多様性と言えます。

 

私たちが生物多様性や、文化、人種の多様性で学んできたことは、人間の脳にも当てはめることができるのではないでしょうか。

完全無欠の「正常な」脳があって、他の脳はすべてこの脳と比較し、「ここが欠けている」「ここが足りない」と比較するよりも、様々な脳があるからこそ、世の中が豊かになると考え、認めていくことが必要なのではないかと考えます。

「みんな同じ」「みんな平等」といった画一的な教育だけではなく、その子どもの『脳の個性』を認めた上で、一人ひとりに合わせた教育も必要なのではないでしょうか。

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