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個別学習塾・元小学校教諭・発達障害教育・二児ママの記録帳 〜人生は楽しんだもん勝ちだ〜

ADHDって何?いつ判明する?原因は?

f:id:ka7a-mama:20170621230701j:plain 今回はADHDについて、より詳しくみていきたいと思います。ADHDは、Attenntion-Defict(注意欠陥)/Hyperacitivity-Dixorder(多動性障害)の略称です。注意力の不足、落ち着きのなさ、衝動をコントロールすることの難しさなどを特徴とする発達障害です。まずは、ADHDが持っている3つのタイプについて説明していきますね。

 

ADHDの3つのタイプ

①不注意型

「不注意」の特性が最も強く現れ、多動性や衝動性はあまり目立たないタイプ。物忘れが多く、気が散りやすく、物事に集中できないのが特徴。おとなしいため教室の中では目立たず、障害に気づかれにくい。女児に多い傾向あり。

②多動性・衝動性型

「多動性」「衝動性」の特性が強く出るタイプ。落ち着きがなく、授業中に立ち歩いたり、おしゃべりがやめられなかったりする。些細なことでカッとなって友だちとトラブルになることもある。大人から叱られる場面が多く、社会的な抑圧や反感を受けやすい。男児に多い傾向あり。

③混合型

「不注意」「多動性」「衝動性」のすべての特性がみられるタイプ。ADHDの8割を占める。

 

いつ分かる?

落ち着きのなさや、注意力の散漫さといった特性は、2歳頃から現れていることが多いのですが、親と子どもが1対1で接している時は、そうした特徴には気づきにくいです。特に、落ち着きのなさや注意力の乏しさは、どの幼児にも見られることにより、比較対象者がいない家庭の中では、分かりにくいと言えます。

しかし、集団生活に入るとそうは言えません。保育園や幼稚園に入園すると、その特性は顕著になります。座って落ち着いて先生の話が聞けず、すぐに歩き回ってしまう。先生の指示や伝達事項が全く理解できていなかったりします。

このようにADHDは、保育園や幼稚園に入園し、集団活動が始まる3歳から4歳頃に気づかれることが多く、保育園や幼稚園の先生が最初に気づくことが多いです。

 

原因は?

ADHDの原因はまだはっきりとは分かっていませんが、家族性があることから、遺伝子の関わりが考えられます。また、脳の特定部位(前頭前野尾状核・前帯状回)の働きや、一部の神経伝達物質ドーパミンノルアドレナリン)の働きの低下が関連しているとみられています。これによって、治療のカギとなるコンサータいう薬も開発されています。投薬に関しては賛否両論ありますが、こういう治療方法もあるんだという程度に知っておくといいでしょう。

 

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