最近日本ではいろいろと無理が出てきてるなーってよく思います。
終身雇用制度の限界。
既得権益だらけの政治の限界。
そして、公教育の限界。
私は元小学校教員ですが、自分の子どもを喜んで地元の小学校へ!という気持ちにはなれません。
現在の小学校は問題だけは山積みで、小学校へ行くことで得られるものって本当に少ないと思ってしまいます。
むしろ、子どもの自主性や伸ばすべき個性を殺すのが今の教育なのでは…なんて。
学校へ行く意味って、学校の必要性ってなんなんでしょうか?
決まりきった教え方、内容、同調圧力の大きさ、他人と違うことを笑う、子どもの自主性のなさ、自分で考えて行動していく経験の乏しさ、先生王国の存在。
総合学習や英語教育、2020年にはプログラミング必修化など時代の変化に合わせようとはしてきているけど、現場では全く機能していない状況。
こんな現場を間近で見ていると、日本の将来って…なんて気持ちになってしまいます。
そんな中でとても興味深い本と出会いました。
『10年後の世界を生き抜く最先端の教育』
脳科学で有名な茂木健一郎さんと、娘さんを行かせたい小学校がなかったからなんと自分で学校作っちゃった竹内薫さんの対談形式の本です。
そこには私が小学校について思うモヤモヤの原因がたくさん書かれていました。読めば読むほど、そう!そう!と納得。
教育も転換期を迎えているんだなと思いました。そして、この変換期に一石投じてみたい。私にできることはなんだろう。そんなことを思いながらあっという間に読んでしまいました。
お子様がいる方、特にオススメです。これからの時代の教育について、とても考えさせられますよ。
10年後の世界を生き抜く最先端の教育 日本語・英語・プログラミングをどう学ぶか
- 作者: 竹内薫,茂木健一郎
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2017/11/02
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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学校の役割・教師の役割・大人の役割
大人や教師の役割って、子どもにいろいろな制限をかけて知識を詰め込むこと、詰め込ませることだと思っている人がいます。
でもそうじゃなくて、子どもが自ら学びたくなるような、個性に気づいてそれを伸ばしたくなるような環境づくりが大人の大切な役割なのではないでしょうか。
そして、自分が学びたいことを後押ししてくれる学校であれば、不登校や登校しぶりの問題も変わってくるのではないでしょうか。
ま、どうやったら子どもが自ら学びたくなるような、個性に気づいてそれを伸ばしたくなるような環境づくりができるかが難しいところなのですが。
学校へ行く意味って?
あなたは何故子どもを学校に行かせていますか?
学校で何を学んできて欲しいと思いますか?
学校に行かせる意味ってなんですか?
私が最近モヤモヤと考えていることです。
子どもの大切な時期に、今の小学校に行かせちゃって大丈夫なのか?
今後どのように学校教育が変わってくるのか。
この本を読んで分かるように、今の学校で行われている教育は完全に時代遅れです。
10年先、20年先を生きる子どもたち。
そのときに世界に取り残されることがないよう、私が子どもたちにできることを考えていきます。