発達障害、無理して学校に行くべき?学校嫌いな子どもたち
発達障害がある子は、そもそも集団活動が苦手です。また、うまくできないことや、失敗してしまうことも多く、学校生活は楽しいだけのものではないでしょう。
「発達障害」「学校」で検索をかけると、「子どもを学校に行かせるのが苦痛」「子どもが泣きわめきながら学校を嫌がる」などといった悩みがたくさん出てきます。子どもが泣きわめいているのに、親が苦痛になりながらも学校は必ず行かせなければならない場所なのでしょうか?
特に学校の長期休みが終わった9月は、思い詰める子どもが多い時期だとも言われます。今回は、発達障害と学校について私なりの思いをまとめます。
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学校は無理に行かせる場所ではない?
「学校は必ず行かなくてはならないところ」
そう自分が教育されてきたら、それを同じように子どもに求めることは当然なのかもしれません。
確かに「学校には行かなくていい!」と声を大にして言うことはできません。学校に行くことで、集団行動や社会性、また、様々な教科の勉強をすることができます。様々な行事もあり、その度子どもたちはいろいろなことを吸収し、成長していきます。子どもたちの成長にとって必要な、たくさんの栄養分が学校には用意されているということは言えます。
しかし、本当に行きたくないのに、無理にでも学校には行かなければならない。という意見には、元小学校教諭でありながら反対です。
発達障害を持っていると、学習面や生活面においてつまづきが多く、その分ストレスも抱えやすい状態にあります。その状態で無理矢理学校に連れて行こうとするのは、拷問にも近い行為なのではないでしょうか。その状態で学校に行ってもデメリットの方が多いと思うのです。
実はその「いろんな子」を排除するきっかけを作っているのは学校であり教師でもある。
— はぴ子 (@ka7aa1988) 2017年7月18日
「多様な個性を認める」って口では言いながらも、授業中歩き回ったり邪魔になるような子は排除する。 https://t.co/F28MaOSPHJ
学校って1つの選択肢。
— はぴ子 (@ka7aa1988) 2017年7月18日
学校に「行かなきゃいけない」じゃなくて、「行ってもいい」、「行きたくなかったら別の選択肢もあるよ」くらいがベストな気がする。
1つの世界だけだと、そこが合わない子供たちは行き場がなくて、本当に辛い思いをする。
学校に行きたくない原因を探る
「学校行きたくない・・・」
「何言ってるの!はやく行きなさい!行かなきゃダメよ!」
このような流れだと、子どもがせっかく出しているサインを無視していることになります。学校に行きたくない原因をしっかり探りましょう。ただの怠け心かもしれません。しかし、もしかしたら重大な問題があるかもしれません。無理に登校させるのではなく、子どもの心に寄り添いながら解決していくことが一番の近道でしょう。
子どもが居心地よく学習できる環境を整える
学校に行きたくない原因が分かれば、解決の糸口が見えてきます。友人関係で悩んでいる場合もあれば、勉強のことで悩んでいる場合もあります。その悩んでいる状況を少しでも改善させる方法はないか考えます。気がかりだった問題が解消されていると知れば、安心して登校できる場合もあります。
また、教室登校に抵抗があるのであれば、保健室登校や、支援教室登校など、できるだけ柔軟に対応することが大切です。その中で、友だちとの楽しい関わりや面白い活動に参加することで「学校に来てよかった」と思わせることができて初めて、子どもは自分から「学校へ行きたい」という気持ちが芽生えてきます。無理に学校に行かせても、いつか必ず爆発します。そうならないために、サインが出たときに丁寧に対応していくことが重要です。
短時間なら学校に行ける、好きな科目の授業なら受けられるというように、その子どもに合った環境を用意してあげることで、次第に学校で過ごせる時間が増えていき、いずれは登校できるようになるでしょう。
大切なのは、一人ひとり違う人間だと言うことです。学校という場所がその子どもに合わないのであれば、それに代替する場所を提供し、子どもが学習できるようにすることが必要なのではないかと思います。大人だって様々な働き方がありますよね。それと同じで、子どもにも様々な学び方があってもいいのではないかとka7a-mamaは思います。
時代も確実に変わってきていますしね(^^)↓↓