ホリエモン著書の「多動力」を読んで考えた。発達障害とも関連性があるのでは?
「多動力」とは何か。
それは、いくつもの異なることを同時にこなす力のことを言う。
しかし、「多動力」がある人は、次から次に、興味が移り変わってしまい、まったくもって落ち着きがない。
モノは忘れるし、なくすし、不注意で怪我だってする。
やるべきことをしていないのに、やりたいことばかりしてしまう。
(中略)
しかし、これからの時代は「多動力」こそが最も必要な能力だ。
この「多動力」の説明。
ほとんど発達障害の項目と被っていることがわかります。
特にADHD。
個人的に面白いな〜と思う人や人間的に魅力的だと感じる人って、
こういう人が多いんですよね。
既成の枠にはまった考え方をしないから、独創的な発想をしたり、
自分の好きなことに対してはびっくりするくらいの集中力を発揮して
特定の分野に関して天才的だったり、
周りの空気を読まないからこその突破力があったり。
だから私自身、発達障害に可能性を大いに感じることが多い。
でも、社会的には「発達障害=病気・障害・治すべきもの」
と言う考え方が消えない。
「KY(空気が読めない)」とバカにしたり、
苦手な部分を指摘して非難中傷。
その原因となっているのは、学校教育にあると思うんですよね。
「みんな同じ」が正義。
「空気を読むこと」が当たり前。
「我慢は大事」「一つのことをコツコツ続けましょう」
「長所を伸ばすよりも苦手克服」などなど。
そういった教育を受けてきて、
それが正しいと思う教師が大半だから、
なかなか学校は変わらないだろうなあ〜。
でも、時代は着実に変わってきている。
そんなことを考えさせられました。
以前どこかで、
「発達障害は脳の進化である」
ということが書かれた本がありました。
本当にその通りなのかもしれない。
やっぱり発達障害にはたくさんの可能性があると思います。
本当に環境によって左右されてしまうけれど。
苦手なことは周りにフォローしてもらいながら、
長所を大いに活かせる環境があれば。。。
私はそんな場を提供できる人でありたい。