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個別学習塾・元小学校教諭・発達障害教育・二児ママの記録帳 〜人生は楽しんだもん勝ちだ〜

赤ちゃんがよく泣く、寝ない、笑わないっておかしい?乳幼児の発達障害のサインとは?

f:id:ka7a-mama:20170627222732j:plain 全然寝ない、すぐに泣きわめく、あやしても笑わない・・・赤ちゃんとの初めての生活は不安がいっぱいですよね。「何かおかしいんじゃないか」「ほかの子はもっとおとなしいのに」「もしかして発達障害なのかも」とネットで検索してしまう人も多いと思います。今回はそんなお母さん向けに、乳幼児と発達障害についてまとめていきます。

発達障害が分かるのはいつ?

発達障害の特性は、乳幼児期に何らかの形で現れることが多いですが、0歳児で確実に分かるものではありません。一番早く特徴が出てくる自閉症スペクトラムであっても、その確かなサインが出てくるのは1歳を超えてからでしょう。

0歳児の頃に、あやしても目が合わなかったり、笑わなかったり、声をかけても無反応だったりして、自閉的傾向が疑われる場合もありますが、このような反応を示す赤ちゃんすべてが自閉症だという訳ではなく、その赤ちゃんに一時的に現れた特性に過ぎない場合もあります。

発達障害があるのではないかと確信を持って言えるようになるのは、保育園や幼稚園で集団生活が始まってからでしょう。また、LD(学習障害)は、文字の読み書きや計算力などに関わる障害であるため、小学校に入ってから明らかになることがほとんどです。

乳幼児期の発達障害のサイン・特徴とは?

1.クレーン現象

自閉症の子どもは、欲しいものを取ってほしいとき、指差しをして示すのではなく、大人の手をつかんで対象物まで引っ張っていく動作をします。これをクレーン現象と言います。

2.言葉が遅い

2〜3歳になっても言葉を発さないなどの明らかな遅れがある場合は自閉症スペクトラムの可能性があります。ただし、アスペルガー症候群のような知的障害を伴わない場合は、習得は遅くても次第にほかの子どもと変わらないくらいに話すようになります。

3.親への愛着行動がみられない

他者と目を合わせようとしないことが自閉症スペクトラムの特徴です。親が顔を覗き込んでも視線を合わせることをしません。また、親が笑いかけたりしても笑ったり喜んだりすることはなく、親の関心を引こうと泣いて訴えることもしません。

発達障害だと分かったらどうすればいいの?

乳幼児期に発達障害であることに気づいた時はどうすればよいのでしょうか。まずは、その子どもがどういった特性を持っていて、どのような支援を必要としているのかを観察します。幼稚園や学校の先生にも協力してもらい、適切な支援や指導を行える環境を作りましょう。

また、場合によっては専門機関に相談し、早期療育なども視野に入れておくといいと思います。すぐに病院に行って診断を!と思ってしまいがちですが、大切なのは、診断名ではなく、どのように支援しサポートしていくかです。そのためにも、親だけで対応するのではなく、外部の機関とも連携しながら子どもの成長を見守り、支援していくことが大切です。

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