【子育て論】「ダメダメ教育は効果なし!?」子どもの好奇心を大切に
「これやっちゃダメでしょ!」「それもダメ!」
子育てをしていると、ついつい否定の言葉が多くなってしまうことって、ありますよね。「子どもの主体性を大切にしよう」そう心に決めて子どもの行動を見守るようにしても、なかなか思うように動いてくれず我慢が限界を越えると「何やってんの!それはダメって言ってるでしょ!」と爆発してしまったり・・・
ついついやっちゃう「ダメダメ教育」
子どもって、大人が想像しないようなことも平気でやってのけますよね。私も小学生のときは、家の二階のベランダからおもちゃを投げてみたり、押し入れの中をぐちゃぐちゃにしたり、カーテンレールにぶら下がろうとして壊したりと、いろいろやりました。今でもネタとして家族にからかわれますが・・・
もちろん親からは「ダメでしょ!」と叱られました笑
でもね、そんなとんでもないことをする理由が子どもなりにはちゃんとあるのです。二階からおもちゃを投げてみたのだって、ここからおもちゃを投げたらどうなるのかな?といった好奇心からだったし、押し入れの中をぐちゃぐちゃにしたのだって、探し物があったから。一種の好奇心ですよね。
やりたいことや気になることがあると、好奇心がむくむく。立ち止まって方法を考えることなく動いてしまうのも子どもらしさです。そういった衝動性がより強い特性を持っているのが、発達障害児だったりします。
「大人が考えもしないとんでもないことをするのが子どもらしさ」そうは言っても、自分が親になり子育てをしていると、「ダメダメ」と言いたくなってしまう場面も少なくありません。しかし、子どもがやらかす様々なことについて「ダメダメ」言っても、効果ってあると思います?やらかす内容は変わるだけで、結局「ダメダメ」言うことになってしまいませんか?それってただの怒り損じゃないですか?怒るのも結構体力いりますよね(^^;)
「ダメダメ教育」は効果なし!?
子どもがやることに対して「ダメダメ」言っても、疲れるだけで効果は低い。と思っています。
「ダメ」と言ったところで、そのことと全く同じことはしないかもしれません。しかし、別のやりたいことが見つかると、また同じように繰り返します。また、気の弱い子どもであれば、「やりたい!」と思っても、「親に怒られるから・・・」と言った理由で、自分の好奇心にふたをしてしまう子どもだっています。
問題の本質は、「やりたい!」と思ったときに立ち止まって方法を考えられるかどうかです。計画を立て、周りに迷惑がかからないかどうかを考えられるかどうかです。そして、それは、日々のトレーニングで成長していきます。
「ダメ!」と叱りたくなったら?
子どもが何かしたときに「ダメでしょ!」と叱りたくなったときは、まずはどうしてそんなことをしたのかを冷静に聞いてみましょう。そして、その理由を解決する方法を一緒に考えてあげましょう。
例えば、幼い頃のka7a-mamaのように、二階からものを落とすとどうなるかを知りたい!と思っているのなら、親と一緒に危なくない範囲で実験をするといいでしょう。押し入れの中に探し物がある場合、どうやったらぐちゃぐちゃに散らかすことなく見つけられるかを一緒に考えてやってみるといいでしょう。
子どもの「やりたい!」という好奇心を大切にした上で、選択したやり方がよくなかったよねと、フィードバックを行います。このような経験を積み重ねることによって、なにがより良い方法かを考える癖がつきます。こういった、一見めんどくさいことを日々積み重ねていくことが「教育」であり、「子育て」です。
子どもがやることに「ダメダメ」言ってストップをかけることが「子育て」ではありません。発達障害を持っていても、そうでなくても変わりません。子どもの「やりたい!」「知りたい!」といった好奇心を大切に育てていくことが「教育」であり、「子育て」であり、大人の務めなのかなあとka7a-mamaは思います。