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個別学習塾・元小学校教諭・発達障害教育・二児ママの記録帳 〜人生は楽しんだもん勝ちだ〜

栗原類の母親も発達障害だと発表。発達障害は遺伝する?

モデルで俳優の栗原類さんは「ネガティブ過ぎるモデル」として、バラエティでも話題になりました。その彼が2015年、NHKあさイチ」で注意欠陥障害(ADD)であることを告白し、話題となりましたが、なんと今回は栗原類さんの母親も発達障害であることを発表しました。

親子で発達障害ということは、タイプも似ているのかと思いきや、そうではなかったようです。栗原類さんは、母親と自信の発達障害を「全く違うタイプ」と説明しています。このように、親子であってもタイプの違う発達障害であることから、発達障害には十人十色の特徴があるということが分かります。

 

発達障害のタイプ

栗原類さんはADD(注意欠陥障害)、母親はADHD注意欠陥多動性障害という発達障害であったようです。記憶の仕方も全く別で、栗原類さんはすぐに忘れてしまうタイプ、母親はこと細かく起こったことをを記憶しているタイプだと言います。

そのおかげで、幼少時から栗原類さんができなかったこと、苦手としていたことなどを記憶しておいてくれ、対応してくれたことが今の自分を作り上げてくれたと語っています。

 

発達障害は遺伝する?

発達障害は遺伝するのかという問いに対してはっきりとそうです、違いますとは答えにくい質問になります。近年、注意欠陥多動性障害ADHD)や自閉症は、家族内に多く発症するという指摘は存在します。しかし、多く発症するという指摘だけで、完全に遺伝要素が一致する親子はいません。兄や姉に発達障害があっても、弟や妹も必ず発達障害になるとは限らないのです。

各国で大規模な遺伝子調査や、家系調査が実施されていますが、それらの研究の多くの結果が、遺伝要素は発達障害が発生する理由やしくみというよりも、そうなりやすい要因、つまり脆弱要因の特定に関係がありそうだということを示しています。

このことから、親が発達障害であることは、子どもが発達障害になる一つの要因にはなるかもしれないということです。

 

最後に

会見中に涙ぐむ姿も見られ、発達障害に対してさまざまな想いがあるように見受けられました。そんな栗原類さんですが、今後の夢として「人を笑わせられるような人になりたい」と夢を語っていました。

自身の発達障害としっかり向き合って輝ける場所を見付け、『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』という書籍を出すにあたって, 自分のことが好きになることができたと語る栗原類さん。ますますのご活躍を願っています。