「見る力」を育てるビジョントレーニング前のチェックテスト
ビジョントレーニングをはじめる前に、どういった眼球運動が苦手なのかをチェックする必要があります。
今回はビジョントレーニング前の眼球運動チェックテストについてまとめます。
チェックテスト
①5秒間注視チェック
静止している指標を5秒間注視できるかチェックしましょう。
これができない場合は静止物をじっと見つめるところからトレーニングが必要です。
興味のもつもの(おもちゃや積み木、人形など)を見つめて、それをタッチしたり、自分で手でもって数秒感見つめましょう。
また、遠くの景色を眺め、指示されたもの(星谷はな、看板、木など)を見つめるトレーニングを行いましょう。
②追従性眼球運動チェック
対象物をゆっくりと目で追う動きをチェックします。
指標をゆっくりと、20〜30センチの範囲内で縦・横・斜めに動かし、眼で追います。
顔や頭を動かさないように言っても動かしてしまう、眼が途中で止まって、指標から視線が外れてしまう、指標を追わないで、動きを予想して眼を動かそうとしているなどの場合は、追従性眼球運動のトレーニングが必要です。
指示された方向を注意してみることができない、本を読んでいるときに行や文字を飛ばしてしまう、手先を使う作業が苦手文字をきれいに書けない、などがある原因は追従性眼球運動が原因かもしれません。
③跳躍性眼球運動チェック
必要な箇所に、パッパッとすばやく眼を移動させる動きをチェックします。
「左」「右」に素早く指標を動かし、眼で追います。縦・横・斜めの方向でチェックします。
顔や頭を動かさないように言っても動かしてしまう、眼が途中で止まってしまう、眼を動かすとき直線的でなく、曲線的に動かすなどの場合は、跳躍性眼球運動のトレーニングが必要です。
文章を読むのが遅い、黒板から必要な部分を見つける人が遅い人は、跳躍性眼球運動が原因かもしれません。
④両眼のチームワークのチェック
両眼の方向を揃えて見る動きをチェックします。
指標が一つに見えていることを確認し、50センチ離れたところから、両眼の間にゆっくり近づけていきます。
対象が眼から10センチ以上離れたところで2つに見えてしまう、眼から10センチ以上離れたところで片眼がはずれ、両眼で見ていない、眼から2〜3センチ近づけるまでにはっきり見えなくなるなどの場合は、両眼のチームワークのトレーニングが必要です。
両眼のチームワークが弱いと、黒板をノートに写すことや、本を読むことが困難となります。
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