漢字が覚えられない、正しく文字が書けない、本が読めない原因は視覚機能にある!?
「漢字が覚えられない」
「正しく文字が書けない(鏡文字・似た形の文字と書き間違える)」
「ノートのマス目に合わせて文字を書くことができない」
「絵を描くのが極端に苦手」
「本を読むのが遅い」
「本を読んでも内容を理解できていない」
「どうしてこんなことができないの!?」
と思ってしまいがちですが、もしかしたら原因は視覚機能にあるのかもしれません。まずは、視覚機能に実際に問題があるのかのチェックをしていきましょう。
視覚機能チェックリスト
1.音読のときに、行を飛ばしたり、同じところを何度も読んだり、読んでいる場所が分からなくなったりすることがある。
2.読むときに、非常に時間がかかる。
3.読むときに、大きく頭や身体を動かす様子がみられる。
4.近くを見るときに、頭を斜めにして見ようとしたり、しきりに眼をこすったりする様子が見られる。
5.黒板に書いた分をノートなどに書き写すこと(板書)に時間がかかる。
6.文字を書くときに、マスからはみだしたり、読めないくらい形が整わない文字を書くことがある。
7.筆算の計算で、桁を揃えてノートに書き、計算することが難しく、書いているうちに位がずれてしまうことがある。
8.ボール運動が苦手で、投げられたボールをうまく受け取ることが難しい。
9.はさみを使って直線上や曲線上をうまく切ることができず、不器用である。
10.作業や話を聞くときなど、集中して見ることが苦手で、たえず視線を動かす様子が見られる。
11.書くことが苦手で、漢字をなかなか覚えられない。ひらがなや漢字の書き間違いが多い(鏡文字など)。似たような漢字を間違えることがある。
12.図形の問題が苦手で、かくことが苦手な図形(例えばひし形など)がある。
13.計算はできるが、文章題になると理解することが難しく、答えが出せないことがある。
14.ダンスや体操で、まねをして体を動かすことが苦手である。
15.見たものや人物、ものの形などをかくことが苦手である。
16.靴など、生活のなかで左右を間違えることがある。
解説
いかがでしたか。
「視覚機能チェックリスト」の1〜10番は、主に視覚の入力系の機能に問題がある可能性を示しています。この場合、追従性眼球運動のトレーニング、跳躍性眼球運動のトレーニング、両眼のチームワークのトレーニングに取り組むと良いでしょう。
11〜16番は、おもに視覚の処理系の機能に問題がある可能性を示しています。この場合、視空間認知トレーニング、ボディイメージトレーニングに取り組むと良いでしょう。
実際にチェックリストの項目を子どもにさせてみて、眼球の動きに変わったところがないかをチェックすると、より正確に子どもの実態を掴むことができるでしょう。
これらのチェックリストで、視覚機能の問題があるかもしれないと思われた方はビジョントレーニングをすると問題が解決するかもしれません。ビジョントレーニングについては関連記事を参考にして下さいね。
http://ka7a-mama.hatenablog.com/entry/book/vision-training/ka7a-mama.hatenablog.com