ka7a-mama diary

転勤族・二児ママ・専業主婦・元小学校教諭のいろいろ 〜人生は楽しむためにある〜

【子どもにお金について教える具体的方法】発達障害児のこんなときどうする?「お金の使い方」

f:id:ka7a-mama:20170614175340j:plain 発達障害児の、こんなときどうする?コーナーです。このコーナーでは、具体的なお悩みを元に、発達障害児の理解の仕方や、支援方法などをまとめていきます。今回は発達障害児だけでなく、どの子どもにも必要なスキルです。

今回は、「お金の使い方」に対する支援方法についてです。発達障害がある子どもは、お金の使い方が苦手な子どもが多いです。LD(学習障害)、ASD自閉症スペクトラム)、ADHD注意欠陥多動性障害)などの発達障害によって、計算ができずにお金の使い方、出し方がわからなかったり、、店員さんとのやり取りができなかったり、無計画にどんどんお金を使ってしまうことがあります。

お金の使い方は、将来自立していくときに必ず必要とされるスキルです。このような発達障害児のお金の使い方問題には、どのように対処していったらいいのでしょうか。

発達障害児にお金の使い方を教えよう

お金に慣れよう

経験上、お金の使い方、出し方が分からない発達障害児は、お金との接点が薄いことが多いです。

買い物に付いていくことはあっても、実際のお金を触ったことがなかったり、一人でおつかいに行ったことがなかったりするため、お金への知識が少ないのです。また、最近はカードで払うことも多くなり、親がカードで払うところをよく見ている子どもは「カードを出せば好きなものが買えるんだ!」と、本気で信じている子どももいます。怖いですよね・・・

まずは、おもちゃのお金でもいいので、お金に慣れましょう。

方法

発達障害 お金

  1. 「100円玉1枚、10円玉5枚、1円玉3枚 → 153円」など、実際にお金を見てそれがいくらかを答えさせます。
  2. 「10円玉10枚、1円玉2枚 → 102円」など、繰り上がりの考え方にも慣れていきましょう。
  3. 「120円出して」など、大人が指定したお金を、自分の財布から出すといった練習も必要です。

このように、実際にお金を触りながら、お金の概念を形成していきます。

お買い物ごっこ

お金にある程度慣れてきたら、実際に「お買い物ごっこ」をすることで、「お金とものを交換する」ということを学んでいきましょう。

また、お金には制限があり、100円しか持っていないのに120円のものは買えないこと、120円のものを買うときに200円出すと80円のおつりが返ってくることなどの基本事項もお買い物ごっこで学んでいきます。

方法

お金の使い方

  1. おもちゃやカードなどに値段をつけましょう。スーパーの広告を切り取るのも商品の写真が付いているので子どもは喜びます。
  2. 大人が店員、子どもがお客になります。事前に買う商品の数やお小遣いを指定しておき、商品は子どもに選ばせる。
  3. 慣れてきたら、大人がお客、子どもが店員さんになり、計算しておつりを渡す経験もさせましょう。

 

※計算が難しい場合は、電卓などを使いましょう。そのスタイルがその子どもに合ったスタイルとなっていくでしょう。

※感覚的に合計金額やお釣りの出し方が分からない場合は、合計金額は足し算、お釣りは引き算といったようにパターン化して何度も繰り返しましょう。お買い物メモとしてすぐに見えるところに貼っておくのも一つの方法です。

実際にお買い物をしに行こう

お買い物ごっこでお買い物の仕方を学んだら、実際にスーパーや駄菓子屋さんなどでお買い物をしてみましょう。初めは側で見守り、最終的には一人でお買い物ができるように少しずつ支援を少なくしていくことが重要です。

また、「どこにあるか分からないときは店員さんに尋ねること」を経験しておきましょう。

お小遣い制にしてお金を管理しよう

発達障害児はお金の管理が苦手です。欲しいものがあったら後先考えずに大量に買ってしまったり、逆に使い時が分からず全く使えなかったりします。

こういった面から「お小遣いを渡すのが怖い」と思われてお小遣い制ではない子どもが多いのですが、お金の失敗は子どものうちにたくさんさせておきましょう。

お小遣いを1日で使い切ってしまっても、その後に何も買えないだけで、ご飯が食べられなくなることはありません。失敗を経験しながら子どもは学んでいくため、思い切ってお小遣い制にするのもいいと思いますよ。将来大人になってから失敗する前に、大人が守ってあげられる時期にたくさんの経験を子どもにさせてあげましょう。