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個別学習塾・元小学校教諭・発達障害教育・二児ママの記録帳 〜人生は楽しんだもん勝ちだ〜

発達障害児のこんなときどうする?「学校に登校したがらない」

発達障害児の、こんなときどうする?コーナーです。

このコーナーでは、具体的なお悩みを元に、発達障害児の理解の仕方や、支援方法などをまとめていきます。

 

今回は、「学校に登校したがらない」「登校を嫌がる」子どもへの対応についてまとめていきます。

子どもが登校をしぶるようになったり、休みがちになったら、SOSのサインです。

原因をじっくり探り、子どもが適応できる方法を考えましょう。

一見、無理なく元気に通っているように見えても、学習面や生活面でつまづきやすい発達障害児は、ストレスを抱えていることが多く、そのはけ口が見つからず辛い想いをしているケースがあります。

頑張りすぎて「エネルギー切れ」を起こしているのだと理解し、少し休ませてあげることも大切です。

 

まずは受け入れる

「学校へ行きたくない」

子どもが突然こんなことを言い出したら、どう答えるか。私が息子を妊娠しているときに夫から聞かれたことです。まだ産まれてもないのにもう学校のこと!?と驚いたものです。

そのときの私は理由を聞いて、特に理由がないんだったら「とりあえず今日は行ってみたら?」と答えると言いました。「学校は行くべきところだ」という潜在意識が働いたんでしょうね。

しかし、夫はの考えは違いました。「必死に今まで我慢して頑張ってきて『もうだめだ・・・』と思って言った一言かもしれないよ?」と。

 

ストレスの感じ方は人それぞれです。親子でも分からないことはたくさんあります。

親子だからこそ弱音を吐けない。

こんなこと言ったら失望させてしまうかもしれない。

こんなことを親が知ったら悲しませてしまうかもしれない。

そんな気持ちから、本音を言わなくなってしまうケースもあります。

このような理由から、明らかにずる休みと分かるようなケースを除いて、まずは子どもの訴えを受け入れることが大切です。

ただし、2、3日と期限を決めて休養をとり、疲れやストレスを癒すことを第一に考えましょう。

 

学校に行きたがらない原因を探る

授業のないようについていけない、先生によく叱られる、友だちによくからかわれる、友だちとしょっちゅう喧嘩になる、クラスで孤立している、というように、子どもが抱えている問題は様々なことがあります。それらの何が原因で学校に行きたくないのか、話をゆっくり聞いてあげましょう。

 

学校での出来事なので、親が事前に気付けないことも多く、気付かぬうちに相当のストレスを抱えてしまっていることも少なくありません。傍目からは学校生活を難なくこなして、トラブルもないように見えていたとしても、本人は大変な苦労をして乗り越えようとしていることもあります。

 

こういった小さなストレスが積もり積もって我慢の限界を越ええうと、ある日突然「登校をしぶる」という行動になって表れることがあります。ただの怠け心や、さぼりたいという理由から「休みたい」と言っているのではなく、助けてほしいという「SOSサイン」であると受け止め、きちんと向き合うことが必要です。

 

子どもや学校と話し合いながら一歩一歩

back-to-school

学校は絶対に行くべきところだから行きなさい。授業は教室でみんなと一緒に受けるべきだ。などと凝り固まった考え方では、子どもの気持ちに寄り添えない場合があります。

学校は確かに教育の場として適した場所ではありますが、無理して神経をすり減らしてまで行くべきところでしょうか?勉強なら家でもできますし、人間関係や社会性を学ぶのも習い事や趣味のサークル、イベントなどで学ぶこともできます。「絶対に学校は行くべきだ!」そういった考えが子どもを追いつめてしまうこともあります。

 

学校に行けないなら家で勉強してもいい。

教室に行くのが嫌ならまずは保健室登校でもいい。

こういった柔軟な考え方で少しずつ慣れさせていくことが大切です。

 

無理矢理行かせたところで根本的な問題が解決できていなければ、また繰り返します。

子どもや学校と話し合いながら少しずつ進めていくことが大切です。

何よりも大切なことは、その子どもが楽しんで毎日を過ごす。ということを忘れないでほしいなあと思います。

 

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